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16日(土) 大砂土東
公民館
13時00分

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投 句
10日(日曜日)
選 句
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句会予定

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★第21回2016年3月

◆特選5句◆奥山源丘氏選

春うらら朝日となりゆく夕日<日出夫氏>

浮雲に声を残すや落雲雀<西山>

ひとり居に春の寒さがあるばかり

料峭や吾に添ひたる鍬の影

開校に七十路の友集ふ春<春子氏>

◆本選21句◆奥山源丘氏選

うつろ木の露命つなぐや梅の花<ミ雄氏>

湯豆腐やほのかに揺るる花かつお

山笑ふ学び舎の灯消えにけり

新しき椿の花に日の当たる

舞う巫女の鈴音澄むや春寒し<西山氏>

啓蟄や夫を誘ひてフオト俳句<春子氏>

不可のなき健康数値蓬摘む

アルバムの君微笑むや春の暮

春昼や二人がかりで通す糸

白き雲のせて流るる春の川<日出夫氏>

西空に残れる白き春の月

古里は雲のむこうよ春一番

小雪舞ふ沖の荒波見えぬ佐渡<和長氏>

海壊れ心砕かれ祈る春

風に触れ春を量つてゐたりけり

蛤を椀に盛りては孫祝う<好美氏>

力秘め待ちにまちたりものの芽よ<楽章氏>

桜時着て行く服に迷ひけり

春時雨草木に能ふ力水<行人氏>

雪布団野菜の甘み増しにけり

四世代一緒の暮らし福寿草

★第20回2016年2月

◆特選5句◆奥山源丘氏選

猫柳草書のごとく活けにけり<春子氏>

キキー鳴るこけしの首や寒旱

古着捨て恋の予感や梅見月

縁側の猫の目光り春一番<ミ雄氏>

朝日さす雪折れ竹が跳ね返り<西山氏>

◆本選20句◆奥山源丘氏選

寒月に一片の雲なかりけり<ミ雄氏>

味噌作り湯気の向こうに妣(はは)の影

水仙の香り流るる窓辺かな

祠見て故郷の祭思いけり<楽章氏>

柿の実をつけて古木の逞しさ

門前の鈴なりの柿空染める

紙風船音もたたんでまた明日<春子氏>

白梅の香り漂う薄月夜<日出夫氏>

梅香同級会に皆集う<紀生氏>

ブランコの下の薄氷(うすらい)解けはじむ

細雪ダイヤのごとく輝きぬ

寒椿落ちていよいよ華やぎぬ<西山氏>

大寒や蛇口に古着着せてをり

両の手に朝茶を包む余寒かな

かつかつと靴音高く寒の駅

昨夜(よべ)の雪枯木に花を咲かせけり<好美氏>

梅の枝紅く染まりて春を待つ

冬の朝己が足音(あおと)に驚きぬ<行人>

朝焼けの天空翔(かけ)る淑気かな

神に捧ぐる真空パック鏡餅

★第19回2016年1月

◆特選4句◆奥山源丘氏選

降る星の雫も凍る日となりぬ<日出夫氏>

我が胸に未完の一句去年今年<西山氏>

数え日の妻の采配光りけり

初富士の稜線太刀の如きかな<ミ雄氏>

◆本選20句◆奥山源丘氏選

痛み去り歩幅大きく初氷<春子氏>

あと五分凍てつく朝は縮こまり

満員の患者のひとり五日かな

蒔絵文箱に鶯遊ぶ淑気

鳴き声の短き鳥や冬木立<日出夫氏>

髪切って空を仰ぐや寒月光

鐘の音を聞きつつ祈る初詣

新芽育み山はゆるりと座りをり<和長氏>

初夢はスイングバイで竜宮へ

兄弟と昔語りのおでん

柿干して朝に夕なに空仰ぐ<好美氏>

古枝に一つ残れる熟柿かな

雪しまく小庭に灯り洩れており<ミ雄氏>

すがる葉を残し蝋梅咲にけり

冬至の陽座敷奥まで影のぶる

独楽回し教える人がのめり込み<西山氏>

吟醸酒封印解かれ今朝の春

初詣で長きお参りする人も<行人氏>

背丈伸びたる野牡丹の返り花

漬物で持て成す友や寒椿

★第18回2015年12月

◆特選2句◆奥山源丘氏選

山風と川風をうけ散る紅葉<日出夫氏>

釣り人は枯野の匂ひ纏ひ来る<西山氏>

◆本選15句◆奥山源丘氏選

参道を漂ひてゐる大熊手<ミ雄氏>

冬の海遠くに揺るる島あかり

うとうとと柚子湯に時を忘れけり<好美氏>

葉牡丹のような笑顔や喜寿の友<春子氏>

手八丁口八丁で牡蠣を剥き

冬ぬくし学び満たさる伊豆句会

とりあえずある物揃えお事汁

穴囲い大根逆さに並べけり<西山氏>

糸捻り針穴探す冬日和

降りしきる枯葉に母の匂ひかな

白菜に塩振る手際母譲り

陣馬風受けて深紅のななかまど<日出夫氏>

冬紅葉峰を越え行く飛行機雲

傘の上雨音踊る年の暮<行仁氏>

旅土産心に仕舞ふ冬日和

★第17回2015年11月

◆特選3句◆奥山源丘氏選

碧空に音符散りばめ小鳥鳴く火<西山氏>

落花生引き抜く背の漲(みなぎ)りて

散紅葉ひと目はそっと置きにけり<春子氏>

◆本選18句◆奥山源丘氏選

二十年の門扉の軋み冬近し<春子氏>

額の絵の季節入れ替へ今朝の秋

実を付けし美男葛の勢(きおひ)かな

帰り来てまた旅ごころ暮れの秋

柿もぎて山の彼方に落暉かな<ミ雄氏>

赤い羽根一つ落ちゐる終電車

白頭鳥(ひよどり)の塒(ねぐら)に帰り高き声

分校の国旗掲揚文化の日<西山氏>

とめどなく紅葉散りゆく石畳

淋しさは去年より深し秋の暮

リハビリに励む富士山眺めては<好美氏>

並んでは競ひあいたる案山子かな

山紅葉山風に乗り下山かな<日出夫氏>

吾亦紅地蔵にそつと添へにけり<和長氏>

ドングリをけつて気持は五郎丸

秋日和漫ろ歩きをしてゐたり

揺れてゐる赤提灯や冬茜<行仁氏>

牛久大仏コスモスを抱きけり

★第16回2015年10月

◆特選3句◆奥山源丘氏選

闇空に剥がれ落つるや大花火<和人氏>

始業ベル渡り廊下の冷やかさ

木犀の香り漂う朝餉かな<行仁氏>

◆本選14句◆奥山源丘氏選

天窓に光差し込む十三夜<日出夫氏>

敬老日眼鏡に写し吾を見る<好美氏>

名月の中天にあり街ねむる<ミ雄氏>

月今宵一駅歩き家路かな

松茸の香り追いかけ山越ゆる

迎え火や薄化粧する母のおり<和人氏>

篭傾げ中を見せ合ふ茸取り

秋耕の人影長く伸びにけり

眠気誘ふ列車のリズム苅田道<春子氏>

秋気澄む蒼の彼方に佐渡島

今年米塩むすびにてもてなせり

能登びとの勧め上手や温め酒

ノーベル賞の悲喜こもごもや神無月

耳元をすらりと抜くる秋の風<行仁氏>

★第15回2015年9月

◆特選3句◆奥山源丘氏選

流れ星稜線遥か北へ飛ぶ<和人氏>

朝顔の登り詰めたる一路かな

焼酎のオンザロックや鰯雲<行仁氏>

◆本選14句◆奥山源丘氏選

敬老の日サプリメントに育毛剤<紀生氏>

遠花火深山の闇に響きけり<和長氏>

目覚めても降りやまぬなり秋の雨

秋彼岸亡き母偲ぶ割烹着

夕暮れや秋刀魚の匂ひ風にのる<好美氏>

山襞に沈む夕陽の秋めける<ミ雄氏>

水滴に蜘蛛の糸ゆれ秋深し<日出夫氏>

鉄塔の彼方の雲や龍田姫<春子氏>

三世代の女のランチ鳳仙花

彼岸花畔の曲りに連なりて

旅の空指輪のごとく遠花火<和人氏>

朝刊操る微かな風の秋めきぬ

新米の香り豊かに口の中<行仁氏>

一輪の秋草を挿す窓辺かな


★第14回2015年8月

◆特選2句◆奥山源丘氏選

絵記日の大仏傾ぐ残暑かな<春子氏>

秋茗荷ふはりと咲いて摘まれけり<和人氏>

◆本選17句◆奥山源丘氏選

久々のプールへの道遠きかな<好美氏>

清らかな岩魚の命いただきぬ<春子氏>

かき氷突いて崩して童心に

病葉の朱をこぼしけり父母の墓

「黒い雨」座して読まんや敗戦忌

盆踊りやぐら立つ音ひびきけり<日出夫氏>

夏の富士光が揺れる登山道

庭のすみ花に寄り添う揚羽蝶

雲海に湖(うみ)消えてゆく日の出かな<ミ雄氏>

老脚をもて夏富士の頂に

かき氷息のむ一打甲子園<和人氏>

母の味忘れぬ味蕾茗荷汁

天地(あめつち)に祝詞染み行く海開き

向日葵の一糸乱れず東向く<行仁氏>

壁伝ふ蔦に気迫のありにけり

大仏の背中を開き涼風を

露天風呂にて秋蝉のシンフォニー

★第13回2015年7月通信句会

◆特選1句◆ 奥山源丘氏選

塩焼きの煙漂ふ葭簀かな <和人氏>
◆本選12句◆ 奥山源丘氏選
あじさいや白より出でて紫に <好美氏>
畳替え香りに引かれ大の字に
桑の葉を背負ひ坂道下りけり
童生ひの故郷の夏夢の中 <ミ雄氏>
灯りや簾の中の暮らし見ゆ <和人氏>
レンズ越し実梅の雫覗きけり
呼び鈴に居留守使えぬ軒すだれ
夏旺ん群青の空鳶滑る<春子氏>
夏鶯濁り湯に身を沈めけり
梅雨晴や五感の窓を開け放ち
安曇野や新蕎麦啜る声弾む<行仁氏>
稲育つせせらぎの歌聞きながら
*今回よりページの関係により源丘氏添削後の作品のみを掲載いたします。

★第12回2015年6月通信句会

◆特選3句◆ 奥山源丘氏選


草いきれの中にはいつも故郷が <春子氏>
・・・コメント⇒草いきれが良い
触れ太鼓薄暑の杜に響きけり <和人氏>
・・・コメント⇒きれいに仕上がっている、中七が良い
あじさゐの小雨に濡れて吹きすさぶ <ミ雄氏>
・・・コメント⇒下五の古語が効いている

◆本選12句◆ 奥山源丘氏選


清流に逆らい昇る鮎の群れ<日出夫氏>
・・・コメント⇒できている
夢の中若葉にあたる雨の音
・・・コメント⇒気持ちの良い句
芹つみて思いめぐらす夕餉を<好美氏>
・・・コメント⇒で下五夕飯を→夕餉
自転車前進めぬ夕日かな
・・・コメント⇒良く分かる
虎枝(いたどり)やふる里香なつかしく
・・・コメント⇒香り→香の
青蜥蜴一瞥(あおとかげいちべつ)を投げ消えにけり<春子氏>
・・・コメント⇒下五消えたり
女生徒の髪の黒さよ更衣へ
・・・コメント⇒衣替へ→更衣、髪の黒さよ
ラッシュ時のホームに聞ける時鳥
・・・コメント⇒届く→聞ける
ひたすらに息を殺して山女魚待つ<和人氏>
・・・コメント⇒釣りの様子が良く見える
川蝉の羽根を繕ふポーズかな<ミ雄氏>
・・・コメント⇒川蝉のことなのでやで切らない
早朝の青梅もぎて後は妻へ
・・・コメント⇒上五→早朝の
薩摩苗植ゑたれば雨来る
・・・コメント⇒ゐも→芋、蔓苗→苗

★第11回2015年5月通信句会

◆特選3句◆ 奥山源丘氏選

梅若芽待っていたよと油虫  <好美氏>
・・・コメント⇒おもしろい、このままで良い
天空を揺すり春雷遠ざかる <和人氏>
・・・コメント⇒できている「天空を揺すり」良い、このままで良い
呑み切れぬ風に戸惑う鯉のぼり <和人氏>
・・・コメント⇒鯉のぼりの擬人化良い、このままで良い
◆本選10句◆ 奥山源丘氏選
春の海復興祈る一本松<ミ雄氏>
・・・コメント⇒一本松から苗を採ったようですね、このままで良い
薫風の天に芝撒き風向き訓む <ミ雄氏>
・・・コメント⇒できている、「訓む」は「読む」の方が
添削⇒薫風や天に芝まき風を読む
絹莢(きぬさや)のみどり味するすまし汁 <ミ雄氏>
・・・コメント⇒で切れを入れたい、「特選候補」
添削⇒絹莢のみどりの味やすまし汁
行く春をそっと見送るそよぐ風 <日出夫氏>
・・・コメント⇒できている、このままで良い
澄み渡る皐月の空に鯉のぼり <日出夫氏>
・・・コメント⇒切れを入れたい
添削⇒澄み渡る皐月の空や鯉のぼり
風薫る登校の子の笑顔かな <春子氏>
・・・コメント⇒できている
添削⇒登校の子等の笑顔や風薫る
にわか雨残し春雷駆け抜ける<和人氏>
・・・コメント⇒にわか雨→「俄雨」に、このままで良い
青空にバラの大輪ランドマーク <行仁氏>
・・・コメント⇒バラは漢字が良い、このままで良い
花祭り漂う香り懐かしむ <行仁氏>
・・・コメント⇒できている、このままで良い
ネパールに神無慈悲なり暮れの春 <行仁氏>
・・・コメント⇒ネパール「の」の方が
★第10回2015年4月通信句会

◆特選1句◆ 奥山源丘氏選

花いかだどこまで続く花の帯  <行仁氏>
・・・コメント⇒花筏をよく見ている花の帯が良い、このままでよい、花筏と漢字の方が良い

◆本選21句◆ 奥山源丘氏選

*俳句勉強会で4月句会添削見直した結果を反映しております。

種蒔きや土の匂いし風抱く  <和長氏>
・・・コメント⇒動詞に「し」を付けると過去形になる、これは現在として読んだ方が良い、
  中七下五良い
添削⇒種蒔きや土の匂いを運ぶ風
神田川川の淀みに花筏 <和長氏>
・・・コメント⇒その通りだが
添削⇒神田川川一面の花筏
老木の裂けしすきまに梅一輪<和人氏>
・・・コメント⇒こういうこともあるでしょうね、このままで良い
もう一つ耕す畝の暮れ遅し<和人氏>
・・・コメント⇒日が長くなったのでこの気持ちはわかる、中七に切れ字を入れる。
添削⇒もう一つ耕す畝や暮遅し
寒禽の響き渡りし疎林かな<和人氏>
・・・コメント⇒、中七、現在形に
添削⇒寒禽の声の響ける疎林かな
沈丁花手毬のように咲誇り <和人氏>
・・・コメント⇒下五がやや気になる
添削⇒沈丁花手毬のように咲にけり
啓蟄や樽の漬物底をつき <和人氏>
・・・コメント⇒できている、これで良い
草津の湯残雪溶かす湯の煙り <ミ雄氏>
・・・コメント⇒少し語順を変えたい。
添削⇒湯煙が残雪溶かす草津かな
ゆもみ唄湯の香を乗せ春の風 <ミ雄氏>
・・・コメント⇒できている、このままで良い
雨上がり夜空に映える桜かな<好美氏>
・・・コメント⇒出来ている、このままで良い
土筆しんぼ袴取りては膳の上<好美氏>
・・・コメント⇒土筆んぼ→つくしんぼ、なつかしい句、膳の上が良い
添削⇒つくしんぼ袴取りては膳の上
老い二人の歩みに合わせ花筏 <春子氏>
・・・コメント⇒できている、旧かなで。
添削⇒花筏の流れに添ひて老い二人
予定のなき今日に鼻歌春の風 <春子氏>
・・・コメント⇒上五はあえて六音にせず予定なきで良い
添削⇒予定なき・・・
新学期花屑つけし靴並び<春子氏>
・・・コメント⇒できているがやはり過去形が気になる
添削⇒新学期花屑つけて並ぶ靴
接戦を耐へ凌ぐや春うらら<春子氏>
・・・コメント⇒季語がどうか
添削⇒接戦を耐へて凌ぐや春の雲
仰ぎ見る富士の彼方や春の月  <日出夫氏>
・・・コメント⇒上五はなくても良いが
添削⇒暁の富士の彼方や春の月
山裾のかすみの向こう送電線 <日出夫氏>
・・・コメント⇒さりげなく奥さんの名前を出したね、このままで良い
人まばら湖畔を照らすおぼろ月  <日出夫氏>
・・・コメント⇒上五がどうか
添削⇒静かなる湖畔を照らすおぼろ月
百歳をめざして生きる楽しみよ<八千代氏>
・・・コメント⇒心意気に感服、季語を入れたい
添削⇒百歳をめざし生きるや柿若葉
思い出呼び覚まさる桜かな<行仁氏>
・・・コメント⇒芭蕉の句に似ている、「さまざまなこと思い出す桜かな」
花びらがジョッキに散る祝い酒<紀生氏>
・・・コメント⇒中七字足らず
添削⇒花びらがジョッキに触れる祝い酒

★第9回2015年3月通信句会

◆特選7句◆ 奥山源丘氏選
カフェオレの苦味の残り春ショール  <春子氏>
・・・コメント⇒失恋のイメージがでた、春ショールが良い。
草餅を包む手際の祖母なりき  <春子氏>
・・・コメント⇒過去の回想として良くできている
南から笛吹乍ら春一番 <ミ雄氏>
・・・コメント⇒中七が面白い
大欅春の空まで一人じめ  <行仁氏>
・・・コメント⇒すがすがしい句
遅き春紫紺に光る陣馬峰  <日出夫氏>
・・・コメント⇒中七に発見がある
蕗のとうほのかに雪の匂いして  <日出夫氏>
・・・コメント⇒雪の句ひが上手、これが俳句
年輪を我が家と共に花辛夷  <春子氏>
・・・コメント⇒辛夷の咲く家が見える
◆本選14句◆ 奥山源丘氏選
枝打ちの音がこだまし春告げる <日出夫氏>
・・・コメント⇒なかなか着眼が鋭い少し形を整える。
添削⇒枝打ちの谺が春を告げにけり
友の句を読み解きあとに桜餅<和長氏> 
・・・コメント⇒なかなか良い感じ「に」は説明的
添削⇒友の句を読み解きあとや桜餅
じんちょうげとなりへかほりおすそわけ<和長氏>
・・・コメント⇒おすそわけがやや川柳調着眼は良い、ひらがな調にしなくても
添削⇒沈丁の香を隣りへも分けにけり
絵手紙で時節知らせる寒雀 <和長氏>
・・・コメント⇒「で」はきれいでないので使わない方が良い
添削⇒絵手紙に時節を添へる寒雀
雪舞う日恩師訃報胸痛む<和長氏>
・・・コメント⇒下五は言わなくても分かる
添削⇒雪舞う日恩師の訃報受けにけり
春陰や遺跡破壊すイスラム国 <行仁氏>
・・・コメント⇒季語は少し離した方が良い
添削⇒春の闇遺跡を壊す輩たち
春の日や万する人仮住まい <行仁氏>
・・・コメント⇒中七に工夫を、震災を詠んでおくべきと思う
添削⇒春の日や仮設に住まう人多し
カタクリの揺れし姿はバレリーナ<和人氏>
・・・コメント⇒比喩が良い、動詞に「し」をつけると過去形になる、なるべく現在形に
添削⇒バレリーナのごとかたくりの花揺れにけり
十二単衣平氏の栄華偲ばるる <和人氏>
・・・コメント⇒良く分かる
雛飾り家族総出で組み立てる<和人氏>
・・・コメント⇒下五に工夫を
添削⇒雛飾り家族総出の騒ぎかな
空蒼くあの日と同じ白き梅<春子氏>
・・・コメント⇒梅に思いがあるらしい
梅の花しずかに増え小鳥よぶ <ミ雄氏>
・・・コメント⇒情景が見える
添削⇒梅の花静かに増えて小鳥よぶ
懐かし屋号で話す里の春 <ミ雄氏>
・・・コメント⇒上五が四音(懐かし→懐かしや)、里の春が良い
父さんと大きな声で耳の日よ <紀生氏>
・・・コメント⇒耳の日はまだ季語として認知されていないが句は面白い(川柳調)
★第8回2015年2月通信句会
◆特選2句◆ 奥山源丘氏選
寒波来る等圧線の谷深し  <春子氏>
・・・コメント⇒寒波が効いている
陽だまりに居眠りしている冬すみれ  <ミ雄氏>
・・・コメント⇒冬すみれへの目がやさしい。
◆本選14句◆ 奥山源丘氏選
陽だまりにひっそり福寿草 <日出夫氏>
・・・コメント⇒動詞に「し」が付くと一見俳句的だが、文法的には過去になる。なるべく現在に。
日脚伸ぶ(雑木)の影を踏みゆけり(ながら)  <和人氏>
・・・コメント⇒「雑木」と言わずなるべく木の名前を出す「雑木」は「雑木林」以外俳句では使わない
水仙の花びら(清し)身を正(す)けり  <和人氏>
・・・コメント⇒清しは言わなくても水仙から想像できる。
(の夢見て)偲び(ぶ)雪の京都(古都)かな  <ミ雄氏>
・・・コメント⇒夢見ては不要
日だまりに(陽にあたり)転寝するや福寿草  <行仁氏>
・・・コメント⇒陽にあたり→日だまり
ひとすじのひかりとなりて(きらきらと流るる川面)春の川(春を待つ)  <和人氏>
・・・コメント⇒情景は良く見える。
捨て案山子倒れしまま(で)春を待つ <日出夫氏>
・・・コメント⇒案山子は秋の季語なるべる現在の季語に。
旅誘ふ花のポスター並びをり(おり) <春子氏>
・・・コメント⇒旧かな、おり→をり、面白さがもう一歩。
淡雪(初雪)や見沼田んぼを駆ける犬<行仁氏>
・・・コメント⇒初雪(冬)→淡雪(春)にしたら。
梅まつり大道芸に足を止め <春子氏>
・・・コメント⇒梅と大道芸とのとり合わせがおもしろい。
房総(安房の国)の菜の花摘(みし)旅日和 <日出夫氏>
・・・コメント⇒過去形だと以前の回想録になってしまう現在を詠む。
掛(け)流し湯気の向こうは雪明り(灯かり)<ミ雄氏>
・・・コメント⇒掛け流し→掛流し、雪灯かり→雪明り。
早朝の(光射す)冬芽(冬の芽)覗く散歩かな(人) <行仁氏>
・・・コメント⇒春への期待感が見える。
蝋梅や古希まで手術知らずなり(古希までに手術知らない蝋梅かな) <紀生氏>
・・・コメント⇒語順を少し整えたい。

★第7回2015年1月通信句会

◆特選◆ 奥山源丘氏選

蝋梅の薫り漂う窓辺かな  <ミ雄氏>
・・・コメント⇒すっきり良くできている。
言の葉にいのち吹き込む初句会  <和人氏>
・・・コメント⇒良くできている。「初句かな」→「初句会」
◆本選◆ 奥山源丘氏選
拍手響く境内寒詣り  <和人氏>
・・・コメント⇒できている、「が」は強いので「の」した方が良い。
少し酔子に招かれて交わす屠蘇(とそ)  <和人氏>
・・・コメント⇒できている。
どんどん焼き哀れ片目の達磨かな  <和人氏>
・・・コメント⇒「右目」→「片目」。
門松切っ先白く立にけり  <春子氏>
・・・コメント⇒切字「や」は前後を切断する役目がある。
銀杏(いちょう)の木きれいに刈られ年新た  <好美氏>
・・・コメント⇒できている、下五「新年」を「年新た」。
あれこれと着ているうちに着ぶくれよ  <好美氏>
・・・コメント⇒ちょっと面白い。
花暦(はなごよみ)微(かす)かにゆらす隙間(すきま)風 <好美氏>
・・・コメント⇒動詞に「し」を付けると過去形なってしまう現在形に直す。「ゆらし」→「ゆらす」
富士の山風吹き晴れて寒の入り  <ミ雄氏>
・・・コメント⇒できている。
看護婦の優し心春を待つ  <紀生氏>
・・・コメント⇒できている、優しい(口語)→優しき(文語)。
初景色真白き富士を拝みけり  <行仁氏>
・・・コメント⇒気持ちが良く出来ている。原句「初景色富士の山見て拝みけり」

★第6回2014年12月通信句会
◆◆春子氏◆◆ 
◎凩や珈琲の香に立ち止り
・・・コメント⇒良くできている。
○声高に選挙カー行く師走の街
・・・コメント⇒下五師走かな。
○紅葉に囲まれ友と露天風呂
・・・コメント⇒出来ている。
○蒼空や水面(みなも)に映る逆さ紅葉
・・・コメント⇒下五は当たり前
・・・添削⇒青空と水面に映る紅葉かな
△冬の朝靴音高く走る女(ひと)
・・・コメント⇒俳句では「女」→「ひと」と読ませない。
・・・添削⇒冬の朝音高く行くハイヒール
◆◆武藤氏◆◆ 
◎おでん煮てゆるりと昏れるわがすまい
・・・コメント⇒◎幸せな家庭が見える、住まい→住まい。
○朝一番打ってOB枯葉散る
・・・コメント⇒ゴルフの句としては良くできている。
○冬の日や吹き舞い上がる砂嵐
・・・コメント⇒出来ている。
◆◆和人氏◆◆ 
◎川底にもみじ葉つもり冬近し
・・・添削⇒川底につもるもみじや冬近し
朝露に濡れてなお燃ゆ草紅葉
・・・コメント⇒露と紅葉の季重なりが惜しい
・・・添削⇒草紅葉朝(あした)の雨に燃えており
黄昏亡き友思う枯れすすき
・・・コメント⇒「黄昏」「亡き友」「枯れすすき」せめて季語だけでも、
        枯れすすき→寒椿、材料がすべてマイナスイメージ。
△紅葉に見とれ足見失う
・・・コメント⇒「て」は不要
◆◆行仁氏◆◆ 
◎はやぶさも宇宙への使徒十二月
・・・添削⇒良く出来ている。
○初霜や老若散歩朝日和
・・・コメント⇒初霜が良い、中七を変えたい。
・・・添削⇒初霜や老いの散歩は朝日和
△黎明に魅了されるや霜のはら
・・・コメント⇒「魅了される」は言わない(当然そういうことになるので)。
・・・添削⇒黎明に輝いている霜の原
選挙より名優悼む時雨かな
・・・コメント⇒上五が分かりにくい。
・・・添削⇒名優を悼む時雨になりにけり
◆◆日出夫氏◆◆ 
○皮むかれ黄金に光る柿の里
・・・コメント⇒出来ている。黄金に光る→黄金なる
獣も放し飼いして山眠る
・・・コメント⇒上五が四音なので「獣も」→「鳥獣」
落葉焼く山里深く流る
・・・コメント⇒「落葉焼く」と「煙」つなげる
・・・添削⇒落葉焼く煙流れる山里よ
◆◆和長氏◆◆ 
○幼子が膝に温もり置き土産
・・・コメント⇒可愛くできている、このままで良い。
夕暮や遠くに霞む山眠る
・・・コメント⇒「夕暮」は出さない方が。
・・・添削⇒遠方に霞みゆく山眠りたる
△定年か早朝散歩の濡れ落ち葉
・・・コメント⇒中七は守る。
・・・添削⇒定年の早朝散歩濡れ落ち葉
◆◆好美氏◆◆ 
○柿の実を鳥試食して旬を知る
・・・コメント⇒鳥試食が面白い。
△散歩道川辺り踊るススキかな
・・・コメント⇒川辺リ→川縁・ススキ→薄。
・・・添削⇒川縁に踊っていたる薄かな
◆◆紀生氏◆◆ 
△年の暮相手の心何送る
・・・コメント⇒「何送る」がどうか
・・・添削⇒年の暮れ相手の心計りかね

★第5回2014年11月通信句会

通信句会報告欄には源丘氏添削で「「◎とても良くできている」「○できている」△予選もう一歩」に評価された俳句をご紹介いたします。
評価結果は7名28句提出があり、日出夫氏◎一句、○一句、△一句。春子氏○4句、△一句、ミ雄氏○3句△一句、和長氏○一句、好美氏△一句、行仁氏△五句でした。
◆◆日出夫氏◆◆ 
◎豆腐屋の吹く笛寂し秋の夕
・・・コメント⇒◎良くできている、季語が効いている
○枯れすすき風に吹かれて飛ぶ穂先
・・・コメント⇒初冬になるとこういうこともある。このままでよい。
△老鴉柿(ろうやがき)赤く熟して誰を待つ
・・・コメント⇒ロウヤガキは特殊な柿なので「柿の実」でいいのでは。
・・・添削⇒柿の実の熟して人を待ちにけり
◆◆春子氏◆◆ 
○冬始め悩みのままに逝きぬ
・・・コメント⇒中七少し変えたい。
・・・添削⇒冬始めて悩み抱えて友逝きぬ
○京懐石器に盛りし秋の景
・・・コメント⇒中七は要らないのでは。
・・・添削⇒京懐石秋の景色となりにけり
○小春日や一人楽しむ留守居役
・・・コメント⇒出来ている季語が良い。
○深秋や我を励ます五百羅漢
・・・コメント⇒心情は良く分かる季語が良い。
△病癒え新しき靴冬茜
・・・コメント⇒句材はとても良いが三段切れが惜しい。
・・・添削⇒冬茜癒えたれば靴新調す
◆◆武藤氏◆◆ 
○来る雲も去りゆく雲も秋惜しむ
・・・コメント⇒晩秋の感慨が現れている。
・・・添削⇒このままでよい
○高見での秋の夕焼け消え早し
・・・コメント⇒上五不要
・・・添削⇒晩秋の夕焼け消える早さかな
○秋天に富士を拝んで芝目読む
・・・コメント⇒俳句は文語が良い、ゴルフの句は難しいが良くまとめた。
・・・添削⇒秋天や富士を拝みて芝目読む
○青空に鳥キョロキョロと木守柿
・・・コメント⇒中七要らない。
・・・添削⇒木守柿とうとう鳥に見付けられ
◆◆和長氏◆◆ 
○赤い実に今朝も来ている渡り鳥
・・・コメント⇒赤い実を食べ渡り鳥が一休みしている。このままでよい。
◆◆好美氏◆◆ 
△みかんの木今年も又舞うあげは蝶
・・・コメント⇒あげは蝶は夏の季語、中八は直す(なるべく今の季節のものを)。
・・・添削⇒みかんの木今年も揚羽羽化したる
◆◆行仁氏◆◆ 
△幽かにも富士の初雪見える坂
・・・コメント⇒上五の表現変えたい。
・・・添削⇒幽かなる富士の初雪見える坂
△大根を昼はサラダに夜おでん
・・・コメント⇒大根・おでん共に冬の季語)。
・・・添削⇒大根の大活躍の季節かな
△落葉踏む樹木身軽に晴々と
・・・コメント⇒下五は不要。
・・・添削⇒葉を落し身軽となりし樹木かな
△バスツアー人の隙から紅葉狩り
・・・コメント⇒紅葉狩りの様子わかる上五不要。
・・・添削⇒紅葉狩り人をかき分け覗きたり
△朝霧やうまき空気に心清む
・・・コメント⇒上五「や」で切らない方が良い(朝霧のことを言っているので)。
・・・添削⇒朝霧のうまき空気を吸いにけり

★第4回2014年10月26日句会

★羅臼岳湖面に映る雪渓かな

・・・添削⇒雪渓の湖面に映る羅臼かな
★知床の熊に声かけ五湖巡り
・・・添削⇒知床の熊に声かけ夏の旅
★亡き友と北の旅するビデオかな
・・・添削⇒亡き友と知床めぐる夏の旅
★空蝉(うつせみ)の幹の真上は蝉時雨
・・・添削⇒空蝉や大樹の上の青き空
★翡翠(かわせみ)や獲物狙いは矢の如し
・・・添削⇒翡翠や被写体狙い矢の如し
◆◆春子氏◆◆ 
★夫に優し我に気づくやとろろ汁
・・・添削⇒夫(つま)思う我に気づくやとろろ汁
★小春日や仕事を終し葡萄畑
・・・コメント⇒\(^o^)/できている
・・・添削⇒小春日や仕事終し葡萄畑
★幼き日団欒の輪に落花生
・・・コメント⇒\(^o^)/できている
★行く秋や妣(はは)の味つけ柿なます
・・・コメント⇒\(^o^)/できている
・・・添削⇒行く秋や妣の味なる柿なます
★照紅葉一心不乱読経の声
・・・添削⇒聞こえ来る読経の声照紅葉
◆◆日出夫氏◆◆ 
★秋雨や色づく木々にまた一歩
・・・コメント⇒「又一歩」が分かりにくい
・・・添削⇒秋雨に色づく木々となりにけり
★夕焼けに赤く染まるや萩の花
・・・コメント⇒「赤く染まるや」不要
・・・添削⇒夕焼けに染まりて揺れる萩の花
★唐松や枯れ葉敷きつめ春を待つ
・・・コメント⇒「枯葉」と「春を待つ」季重ね
・・・添削⇒唐松の葉を敷きつめて春を待つ
★秋深し寒々光る灯台灯
・・・コメント⇒「秋深し」と「寒々」季重ね
・・・添削⇒灯台のあかりに浮かぶ巨船かな
★天竜の川霧嬉し市田柿
・・・添削⇒天竜の川霧立ぬ市田柿
◆◆行仁氏◆◆ 
★秋の朝家々起こす鳥の群れ
・・・添削⇒鳥の群れそうぞうしきや秋の朝
★颱風過川覗きこむ人がおり
・・・添削⇒颱風過川覗きこむ人一人
★庭楓居間から覗く家族たち
・・・添削⇒庭楓居間から覗く家族かな
★朝散歩椋鳥(むくどり)の群れ雲となり
・・・添削⇒椋鳥の群れ雲となる散歩かな
★故郷の夜なべ思うや軒の下
・・・添削⇒故郷の夜を思うや吊るし柿
2014年10月個人の部コメント及び添削

◆◆和人氏◆◆ 
★大空をキャンパスにして柿一つ
・・・コメント⇒柿一つのことを「木守柿」という。
・・・添削⇒大空をキャンパスにして木守柿
★戸の軋む音に目覚めぬよわの風
・・・コメント⇒季語がないので「よわの風」を「秋の風」に変える。
★大いばり柿の実ひとつアカネ空
・・・添削⇒木守柿茜の空を一人じめ
★病葉に重ねて聞きし演歌道
・・・添削⇒病葉に我が来し道を重ねたり
★水玉の隠した涙盗み撮り
・・・コメント⇒(;.;)「水玉の」意味が分からない(この句は捨てる)。
★来し方をしみじみ想う虫食い葉
・・・コメント⇒季語がないので「虫食い葉」を「秋の夜」に直せば良い
★水滴光芒一閃ハス開く
・・・添削⇒水滴の一閃となりハス開く
★亡き友の面影忍ぶ曼珠沙華
・・・コメント⇒\(^o^)/できている、「忍ぶ」⇒「偲ぶ」に直す。
★ハマナスの訛り飛び交ふクラス会
・・・添削⇒(^o^)浜茄子や訛り飛び交ふクラス会
”メモ”
@初めてにしては良くできています。
A一句に季語を一つ入れてください
B季語は安易にカタカナにしないこと。
C添削しますので句と句の間を開けてください。
                        源丘
◆◆日出夫氏◆◆ 
★佐渡の島収穫近しおけさ柿
・・・コメント⇒「佐渡の島」⇒「佐渡島」、おけさ柿は渋抜きをしたものなので収穫とは言わない、
        柿き⇒柿。
・・・添削⇒おけさ柿仕上がる頃の海の荒れ
★春日和のどかに浮かぶたらい舟
・・・コメント⇒今の季節べ詠む。
・・・添削⇒秋日和波間に浮かぶたらい舟
★秋風が赤く染め行く山紅葉
・・・コメント⇒「紅葉」が季語重なり、「赤く」は不必要。
・・・添削⇒夕暮の風が染め行く山紅葉
★甲斐の里葡萄積み出す一輪車
・・・コメント⇒\(^o^)/できている。
★朝霧に重そうに垂れる稲穂かな
・・・コメント⇒「露・稲穂」季重なり中八を中七に
・・・添削⇒夕風に重たく揺れる稲穂かな
★大輪の菊の華咲く海の上
・・・コメント⇒「海の上」が分かりにくい、「船の上」にしたらどうか。
★秋の水澄たる面に月映える
・・・コメント⇒「水澄む」で秋の季語なので「秋」不要、「月」秋の季語。
・・・添削⇒水澄むや川面に映る星の数
★秋深し深山に響く鐘の音
・・・コメント⇒\(^o^)/できている。
★稲刈られ一人寂しく立つかかし
・・・コメント⇒\(^o^)/できている。
★信濃路の雨の中咲く吾亦紅呂
・・・コメント⇒「雨の中」が惜しい。
・・・添削⇒信濃路や雨に打たれる吾亦紅
★箸進む美味しさ募る新さんま
・・・コメント⇒ややそのまますぎる。
・・・添削⇒新さんま妻と語らう今宵かな
★秋空に光りなくして沈む月んま
・・・コメント⇒\(^o^)/おもしろい、雲の中でも月は沈む。

◆◆和長氏◆◆ 
★中秋の名月見たぞ雲間から
・・・コメント⇒俳句は報告調・説明調にならないよう注意する「雲間から」
    が平凡なのでどこか変わった場所(架空でも良い)
・・・添削⇒中秋の名月を待つ佃島
★孫が来て台風一過秋の空
・・・コメント⇒「台風」と「秋の空」季重り、静かになった様子を詠む。
・・・添削⇒台風も孫も去りたる我が家かな
★黒目川鮎が俎上して早や五年
・・・コメント⇒「俎上」⇒「遡上」。
・・・添削⇒目黒川鮎の遡上の勢かな
◆◆行仁氏◆◆ 
★晩秋や樹木色付く我年増す
・・・コメント⇒「樹木色付く」は晩秋という季語が含まれているのでそのことは言わない。
・・・添削⇒晩秋や齢の事は考えず
★秋の空思わず拝む朝日かな
・・・コメント⇒\(^o^)/感情が出ている(若い時はこういうことはしない)
★見沼田んぼ今年はどこに泡立草
・・・コメント⇒実景を詠んだ方が良い。
・・・添削⇒見沼田んぼ泡立ち草に攻められる
★通る人柿木の覗く空青く
・・・コメント⇒「柿の木」では季語にならない。
・・・添削⇒柿の実の見事に熟れて皆覗く
★台風や犬も軒下通過待ち
・・・コメント⇒一般的には「や」で切ったら台風の事は言わない。
・・・添削⇒台風の過ぎるを犬も待ちており
★芋虫の勇気褒めるやアスファルト
・・・コメント⇒下線部分が分かりにくい。
・・・添削⇒芋虫の這い出して来る車道まで
★茸狩りやここは名人秘密基地
・・・コメント⇒下線部分をもう少し分かりやすく。
・・・添削⇒茸狩り秘密の場所は教えずに
★町並木小鳥賑やか七竈
・・・コメント⇒五・七・五がブツブツ切れている(三段切れ)一か所はつながる。
・・・添削⇒小鳥賑やか街路樹の七竈
  (七・五・五)となるが句またがりと言ってこの方法でも良い
★花水木実で鳥誘う秋の朝
・・・コメント⇒「花水木」季語、「で」は俳句ではなるべくさける。
・・・添削⇒鳥誘う花水木の実熟れはじめ
★散歩道行く手を阻む藪枯し
・・・コメント⇒\(^o^)/できている、藪枯しの特徴が良く出ている、具体的でよい。
★秀麗や愛犬はしゃぎ老主人
・・・コメント⇒「老主人」⇒「追いつかず」くらいにしたら。
★菊芋や陰徳似ずに咲きにけり
・・・コメント⇒「陰徳似ずに」表現がかたい。
・・・添削⇒菊芋の人知れず咲く野原かな
★今日暑い家中探す秋扇
・・・コメント⇒やや説明的。
・・・添削⇒秋扇ひと日探せど見つからず
★里芋や雨に降られて真珠生む
・・・コメント⇒「や」上と下を切り離す切字。
・・・添削⇒芋の葉に真珠の粒の生まれたり(けり)
★朝日差す小鳥集まり落穂かな
・・・コメント⇒「朝日差す」不要。
・・・添削⇒朝(あした)より落穂に小鳥集いたる
★秋風や世代替りかせいばんもろこし
・・・コメント⇒「せいばんもろこし」特殊な植物で八音もあるので句材としては不向き。
★故郷で聞きし歌声曼珠沙華
・・・コメント⇒\(^o^)/できている。
★秋の日やゴルフ白球雲を射す
・・・コメント⇒「白球」をボールに。
・・・添削⇒秋の日やゴルフボールの雲を射す
★木犀や道行く人に御裾分け
・・・コメント⇒「や」を「を」に。
・・・添削⇒木犀の香りを御裾分けしたる
★草の花顔振り向け健気かな
・・・コメント⇒「健気かな」言わない方が良い。
・・・添削⇒草の花と目を合わせたる心地かな
★針仕事妻微睡みて落葉かな
・・・コメント⇒「落葉かな」どうか?
・・・添削⇒枯葉散る妻微睡みて針仕事
★御嶽山午睡覚ますや金木犀
・・・コメント⇒「午睡覚ますや金木犀」。
・・・添削⇒秋天に御岳山の目覚めあり
★芋煮会雲行き怪し河原かな
・・・コメント⇒\(^o^)/できている。

第3回2014年9月


2014年9月個人の部コメント及び添削
◆◆春子氏◆◆ 
★カナカナとかすかに遠く萩の庭
・・・コメント⇒「カナカナ」と「萩」季語が二つありどちらが主か分かりにくい。
   「カナカナ」はひらがな  の方が良い
・・・添削⇒かなかなを遠くに聞きて静かなる
★名月に心洗われ露天風呂
・・・コメント⇒「心洗われ」はこの句の答えなので言わない。読者に想像させる。
・・・添削⇒名月や一人の時を露天風呂
★病める友声弾ませて空高し
・・・コメント⇒(^O^)できているが語順を変えたい。
・・・添削⇒天高し声弾ませて病める友
★白き真珠萩に飾るや小糠雨
・・・コメント⇒白き真珠とまでは言わない方が。
・・・添削⇒たっぷりと小糠雨浴び秋の花
★炊事する肌ひんやりとそぞろ寒
・・・コメント⇒「ひんやり」は不要。
・・・添削⇒炊事する肌の感触そぞろ寒
★君想ふ甘き香りの木犀に
・・・コメント⇒「甘き」は不要。
・・・添削⇒木犀の香る頃なり君想ふ
★今青春白球を追ひて七十路の秋
・・・コメント⇒「白球」があいまい。
・・・添削⇒七十路の秋卓球に燃えてをり
★来し方を語らふ母娘秋麗
・・・コメント⇒俳句では「娘」ろ「こ」と読ませない。
・・・添削⇒来し方を娘に話し秋麗
★葡萄食む田舎の匂ひ広がりて
・・・コメント⇒(^O^)できているが「田舎」どうか。
・・・添削⇒葡萄食むふる里の香に包まれて
      葡萄食むふる里遠くなりにけり
★葡萄食む故里遠く老いし我
・・・コメント⇒まだまだ「老い」は読まなくてよい。
・・・添削⇒葡萄食む故里遠くなりにけり
★賑やかに鉦叩く音秋祭り
・・・コメント⇒「賑やかに」省略。
・・・添削⇒鉦の音風に乗り来る秋祭り
★一粒ずつ自己主張する巨峰かな
・・・コメント⇒「自己主張」がややかたい。
・・・添削⇒一粒づつ光放てる巨峰かな
◆◆日出夫氏◆◆ 
★春彼岸読経流れる墓参り
・・・コメント⇒「春彼岸」と「読経」さらに「墓参り」が近い。
★夏の富士闇夜に光る登山道な
・・・コメント⇒\(^o^)/できている。
★つくばいの水音寂し秋の夜
・・・コメント⇒\(^o^)/できている
★寒い夜ほうとう囲み母忍ぶ
・・・コメント⇒「寒い夜」季語は「冬」
・・・添削⇒秋の夜やほうとう囲み母忍ぶ
★春霞み煙たなびく阿蘇の山
・・・コメント⇒「春霞み」秋の季語に
★竹富の行く夏惜しむ牛舎
・・・コメント⇒語順を変える
・・・添削⇒夏惜しむ竹富を行く水牛車かな
★箱根路の薄の向こう富士が立つ
・・・添削⇒箱根路の薄の彼方富士そびえ
◆◆行仁氏◆◆ 
★指揮者無き秋虫たちや散歩道
・・・コメント⇒指揮者がいるようだとした方が良い
・・・添削⇒散歩道指揮者居るごと秋の虫
★梨食し水ひろがるや秋の風
・・・コメント⇒「梨」と「秋の風」が季重さなり
・・・添削⇒梨食へば水ほとばしる夕べかな
★道端の芙蓉の花や勤め人
・・・コメント⇒下五「勤め人」がどうか?
・・・添削⇒道端の芙蓉の花に見つめられ
★朝散歩会話はじける秋の原
・・・添削⇒秋風や会話はじける散歩道
★妻いなく夕は弁当月見かな
・・・添削⇒妻留守の一人月見の夕餉かな
★秋桜父を支えし娘かな
・・・コメント⇒\(^o^)/できている
★枕元蟋蟀鳴くや水の音
・・・コメント⇒音は二つ出さない
・・・添削⇒蟋蟀の鳴き声の中眠りけり

■2014年9月源丘氏俳句教室からの報告!
源丘さんからの便り
 このところめっきり涼しくなりました。お変わりございませんか八月末で四名の方から多くの俳句が寄せられ驚いています。日出夫君三十二句、紀生君十句、春子氏十一句、行仁君六句(俳句では下の名前で呼ぶ)全部発表するのも大変ですので主な句について参考までに添削及びコメントを少々送ります。源丘
私の北海道詠を少し送ります。
◆◆源丘氏◆◆ 


★知床の夏熊除けに手拍子を

 

★知床や黄金まとへる楡木茸(たもぎだけ)

 

★小蝦夷蝉(こえぞぜみ)北限の地の冥(くら)さもち 

★螺湾蕗(らわんぶき)足寄町(あしょろ)に激し通り雨

★熊笹に縁取りの入る夜の秋

★河骨(こうほねの)孤独や羅臼岳遥か

★北限の蜀黍(もろこし)の穂に矜持(きょうじ)かな 

★滝を見てより山風の変りけり

第2回2014年8月

8月個人の部コメント及び添削

◆◆紀生氏◆◆ 

プランタン収穫あとトマト二個  
・・・コメント⇒「収穫あとトマト二個」のとこが分かりずらい
・・・添削⇒プランタントマト二個にて仕舞いけり
★窓枠の日差しの影にごうやかな
・・添削⇒ガラス窓日差しの影に苦瓜(ごーや)かな
★雨上がり球児の笑顔横になり
・・・コメント⇒季語を入れること
・・・添削⇒夏空や球児笑顔の甲子園
★甲子園テレビ観戦横になり
・・・コメント⇒これも季語を入れること
・・・添削⇒野球観戦いつの間にやら昼寝かな

寸評
日常の生活を詠む姿勢は良いことだと思います。季語(当季)が
入っているか確かめて下さい。

◆◆春子氏◆◆ 

懸命に命継ぐや蝉時雨  
・・・コメント⇒\(^o^)/出来ています。
鬼雨引きつれ台風一過澄みし青
・・・添削⇒空深し夜辺(よべ)の台風夢のごと
黄桃の甘い香りや竹馬の友
・・・コメント⇒「い」のところを「き」、桃から竹馬の友への転換が良い
芋殻焚き共に歳月父母を越え
・・・コメント⇒(^o^)このままでも出来ているが太字の部分多くの人が詠んでいる
・・・添削⇒芋殻焚き妣(はは)の小言をなつかしむ

寸評
流石国語を教えていたので俳句の要領を心得ている。多くの句材に挑戦して下さい。

◆◆日出夫氏◆◆ 

★秋空の遠くに霞む陣馬岳
・・・コメント⇒(^o^)このままでもできている
・・・添削⇒秋空の彼方に霞む陣馬山
★浜茄子のにおい優しい網走路
・・・コメント⇒(^o^)できているが、話し言葉にせず文語にする太字を「き」にする。
★鈴虫の鳴き声ききし枕もと
・・・コメント⇒動詞に「し」を付けると過去形になる、なるべく現在に
・・・添削⇒鈴虫の鳴き声の中眠りたる
★十五夜の明かりを友に飲むお酒
・・・添削⇒十五夜の明かりを友に酒を酌む

寸評
とにかく多作に驚きです。多くの中からどれが良い句か選ぶ力も身につけて下さい。

◆◆行仁氏◆◆ 

★盂蘭盆や病伏す身に盆踊り
・・・コメント⇒盆が二度出てくるのは良くない。
・・・添削⇒盂蘭盆や病の身へと踊唄
★盂蘭盆や笑顔絶やさずナース達
・・・コメント⇒\(^o^)/できています。
★夏休みカメラ片手に汗流す
・・・コメント⇒季語重なり、下五を散歩かな等と
★アカトンボ近寄り写す孫の手に
・・・コメント⇒「アカトンボは赤とんぼと安易に片かなは使わない」
・・・添削⇒赤とんぼ写す子の手に乗りにけり

◎最初はどうしても何がどうしたこうしたという説明、報告になりがちです。
◎何を言いたいのか何に感動したのか素直に詠むことを心掛けてください。
 源丘氏 


 以 上 

第1回2014年7月

■2014年7月28日:北海道旅行での俳句をご紹介!

★波しぶきはまなすかおるオホーツク
★麦秋もパッチワークの主人公
★夏霧の幽(カス)かな音を聴く大地
★大滝の何も流して明日に生む
★知床の思いは遠く夏の海
★わくわくと道東来たり雨ばかり
★三二会初句会での夏旅行
★滝見るや名前覚えずエゾの旅
★ハマナスも迎えてくれる三二会
★ウトロうみかえらぬ思い明日かけ
★まだ止まず道東の旅恨めしい
★深緑に映えし白樺たくましく
★白波が夏の白波追ふ岬
★番外地ホッケ定食健も食べ
★はまなすのにおいやさしいあばしりじ
★浜茄子は北の大地に咲くお花
ホテルで初めての句会を奥山源久(元久さんの雅号)さんの指導で行いました。作品を読んで誰の句かわかりますか。ご想像にお任せいたします。初めての作句だけに苦労もありましたが楽しくもありました。源久さんの評によりますと初めてにしては良くできたそうです。これを機に毎月源久さんに作品をお送りして指導をいただくことになりました。その作品をこの「三二会ひろば<俳句のページ>」アップロードいたしますので是非ご意見などお寄せ下さい。また、管理者のところにメールで作品を頂ければ源久さんにお送りいたし指導を頂くように致しますので奮ってご投稿ください。
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